あなたのことを
忘れるなんて考えられない
今でも ふっと現れて
私に“リプトンミルクティ”を持ってきそう
ね あの100円の紙パック
そして あれチロルチョコ ココア味
チロルチョコのココアはさぁ・・・
もう 今は売ってないから勘弁してね
リプトンとチョコレートは用意しとくから
あとホラー映画借りてくるよ(笑)
あれからもう7年の月日が流れてて
私は 成長してるんだかしてないんだかわかんないよ
今誇れるものがとくにないのが悔しいです
あなたよりも5年も生きているのに
特に別段変わったこともなくて
ただ 歳をとったことくらい あと
昔より 我が儘になってしまったかもしれない
本当に自慢できることがないんだ
私のほうが 生きてる価値ないかもしれないね
彼女が死んでもう5年だ
いつも想うのは 死んだということを
いまだに理解できていない私がいて
ただ ちょっと遠くに行ってしまってて
5年会ってないだけだ
という感覚が いまだに抜けきらない
死に顔だって見たけど
きれーな顔してて
いつもの寝顔にしか見えなくて
みんな泣いてたけど
私は お葬式でも泣かなかった
別れの言葉を頼まれたけど しなかった
そんなの言えるわけねーだろって想ってた
彼女の前ではいつも泣いてたのに
泣けなかった 悲しすぎて
彼女は私の前で泣いたことはない
自分で死ぬことを選んだくらい
ものすごく辛かったのに・・・
彼女から聞いた話は
“ゆっぽと同じところに入ればよかったなぁ”
そんなことで 私は いつも
“朝と帰りに会えるじゃん”
とかしか言えなかった たしか 一度か二度くらい
“何かあったの?”
そう聞いたことがある でも 彼女は
“学校つまんなくて・・・中学校に戻りたい”
その程度にしか言ってくれなかった
彼女はおっとりしてて
言いたいこともあまり言えるほうではなかった
でも 私には色々話してくれている
そう想ってた
たまに考えるのは・・・
彼女がもし 何かしら私に話していて
それでも死ぬことを選んでいたら
私はもっと傷ついて立ち直れなかったかもしれない
これは 彼女なりの優しさなのかもって
でも 別な風にも考える
もしも話してくれていたら
防げたかもしれない 何の力のない私だけど・・・
あれから何度か7月きたけれど
7月にね 良いことって一度もなかった
辛いことばっかりよ ほんと ばか
奇跡をいうのを一度だけ体験したことがある
これを奇跡というか
偶然というか ミラクルというか
なんというか分からないけど
私は今でも奇跡だと想っている
奇跡って 神様の仕業だと想うんです
そしてね 何かメッセージがあるんだと
それが 何を意味しているか
何を言いたいかは 難しいけど
でも これはきっと何か言いたいんだって
そう想う出来事が
彼女が死んで ちょうどお葬式もひと段落ついて
状況が少し落ち着いてきたころ
パソコンにメールが来た
誰でもない 彼女から
私に 彼女からメールが来た
びっくりして度肝を抜かれて
状況が理解できなかった
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暑中お見舞い申し上げます。
夏休みに入ったらゆっぽはバイト三昧かな~?
学校あるときのほうが、電車で会えるよね(笑)
暑いの弱いんだから、体に気をつけてね~って
私が心配することでもないか(笑)
近いうちにまた会おうね、
話したいことがね、たくさんあるんだよ。
あ、海行かなきゃ!夜の海☆
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ちょっと削ってる部分はあるけど
こんな内容 他愛もない感じ
このメール 何枚もプリントして持ってます
当時「グリーティングメール」ってのがあって
送信する日を設定して 事前にメールを
作るってのがあったのを 彼女は
自殺する前に 作って設定していたみたい
これ 奇跡って言わないかもしれない
いま 想った(笑)また泣きそう
このメールを見て すっげー泣いた
あほじゃねーの!ばっかみたい!!って
何回も言った気がします
“学校あるときのほうが・・・”
この部分が ひっかかってひっかかって・・・
夏休みに入ったころで 毎日会ってたのが
会えなくなって そんな日だったから
死ぬほど悩んでいたくせに・・・
死ぬ気で私に言えばよかったのに
死んだら何もできないんだよ 分かってる?
もう何百回もいったけど
死にたいほど辛いことってあると想うけど
私も死にたいって想ったことあるけど・・・
彼女を思い出すと
死んじゃだめだ 生きなきゃ やり遂げないと
そう 想うようになった
死ぬ勇気があったくせに・・・
話したいことってなんだったの?
何を言いたかったの?
彼女が死んだ理由や憶測 噂はたくさん聞いた
私とは違う高校だったから
本当のことは知らない でも
彼女を苦しめた人たちが
幸せになれるとは想わない
むしろ どこかで死ぬよりももっと苦しい出来事に
ぶち当たれば良いんだ と 想うときもある
たぶん どこかで 彼女と同じように苦しむはずだ
何年後かでも いつかきっとそうなる
私はそう信じてる
今年から 彼女の家にお線香を上げに
行かないことに友達と決めた
彼女の家族が 私たちが来ることで
ずっと思い出して辛いはずだからって
お墓参りはかかさないよ
リプトンミルクティとチョコ お花はガーベラね